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宅配ミルク森永乳業の宅配サービス

牧場から牛乳屋さんまで

安全・高品質を求めて〜 お客さま取材班が行く宅配ミルクレポート

今回ご協力いただいたお客さま代表の取材班、廣岡哲也さん、さとみさん、侑也(ゆうや)君、侑妃(ゆき)さん牛乳は身近な食品ですが、どうやって作られているかは意外と知らないもの。今回は、お客さま取材班が「牧場」→「森永の工場」→「牛乳屋さん」を徹底取材しました。思わず「へ〜!」と言いたくなるトリビア情報満載です。
わたしたちがご案内します!

牧場ってどういうところ?

取材に答える人 吉田恭寛さん(吉田牧場社長・写真右)。左は奥さまの英子さん。四月から九月まで見学できます。自慢の自家製アイスとともにおもてなしいたします。

「まずはミルクが生まれるところを見にいこう!」
Q1 牛は何を食べているんですか?
A1 トウモロコシやビール粕、豆腐粕などを食べています。海外と異なり、ホルモン剤などの化学物質は一切与えていません。大きなホルスタインの前で牧場の仕組みを聞く廣岡さんご家族

「良いミルクは良い環境から!乳牛は大事に育てられているわね」

Q2 たくさんの牛をどうやって見分けるのですか?
A2 耳にあるタグ番号で見分けます。タイムカードで生年月日や病歴を管理していますが、毎日見ていると体の大きさや模様、しぐさで分かります。みんな性格が違うんですよ。
Q3 飼育している牛の種類はなんですか?
A3 牛乳が順調にたくさん出るホルスタイン種です。ホルスタイン種は丈夫で、性格が穏やかなんですよ。生まれて間もないホルスタイン種の仔牛
Q4 1日どれくらいの量の牛乳を搾るのですか?
A4 約1トン、学校給食5000人分(200ミリリットル/1人分)です。ここには36頭の乳牛がいますが、1頭の牛が毎日27〜28キログラムのお乳を出します。「そんなにいっぱい牛乳がとれるんだ!」
Q5 搾った乳はどうするんですか?
A5 貯乳タンクに入り高温殺菌し、4℃まで冷やされます。その後、車で酪農組合の集乳所を経て、森永乳業の工場に送られます。 貯乳タンク(左)の前で牛乳の行き先を尋ねる
Q6 病気や体調の悪い牛はどうやって見分けるのですか?
A6 食事をしないとか、乳の出具合が悪い、糞の状態や行動で判断します。病気の牛に抗生物質を与えたら、国の許可が出るまで搾乳できないんですよ。「すごく安全に気を使っているのね」
Q7 毎日、手で乳搾りをするんですか?
A7 「ミルキングスルー」という一度に6頭搾乳できる自動搾乳機で朝晩2回搾ります。機械の方が牛のストレスにならず、しかも効率良くできるんです。吉田さんから自動搾乳機を受け取る侑也君

今回ご紹介した牧場:牧場のログハウスちちぶ路(吉田牧場)電話 0494(75) 1209 埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野2262 関越自動車道花園出口より車で約50分。約40頭の牛のほか、ポニーなども飼育。年間2000人の小学生が社会科見学に来るほど人気の牧場。

森永乳業の工場ってどういうところ?先頭へ

森永乳業東京多摩工場にて

取材に答える人 佐藤浩さん(東京多摩工場製造部長) これからもお客さまに安心して飲んでいただける安全な商品を製造していきます

「搾りたての牛乳はここに集められて商品になります。商品になるまでの工程を見学するよ!」
Q8 商品になるまでの工程は?
A8 生乳を検査してから受乳、冷却・貯乳、清浄化、均質化・殺菌、冷却、充てんを経て出荷されます。
Q9 1日にどのくらいの製品ができるのですか?
A9 200ミリリットル換算で310万本の製品を作っています。

「牛乳ができるまでに、こんなに手間をかけているんだ!」

〜牛乳ができるまで〜

  1. 1.牧場 牧場で搾乳と冷却をします
  2. 2.集乳所 牧場から牛乳が集められます 各地の牧場から牛乳が集まります 厳しい衛生検査が行われます
  3. 3.工場 いろいろな工程を経て商品化されていきます サンプリング→受乳検査・受乳→冷却・貯乳→清浄化→脂肪の均質化・殺菌→充てん
  4. できあがり!
Q10 どれくらいの人が働いているのですか?
A10 社員約250人のほか、協力会社の人も含め約600人ほどです。フルオートメーションなので人は少ないんです。安全・安心のため、みんなで交替しながら365日24時間稼働しているんですよ。 「昔はこれで牛乳を配っていたんだ」と侑也君

「環境にも気配りされているわ」

Q11 輸入乳は使っていますか?
A11 すべて国産のものを使っています。日本の酪農を守るためにも国産にこだわりたいですね。
Q12 環境問題への取り組みは?
A12 工場で使った水は工場内で処理してきれいに自然に戻しています。大きな工場ですが、ここから出るゴミはゼロなんですよ。

今回ご紹介した工場 森永乳業 東京多摩工場 東京都東大和市立野4-515

【工場見学のご案内】 工場見学をご希望の方は、森永乳業お客さま相談室( 電話 0120-369-744 )まで。9時から17時(年末年始を除く)。他に中京工場(愛知県江南市)、神戸工場(兵庫県神戸市)でも工場見学を受け付けております。

ガラスで仕切られた見学コースで、佐藤部長の説明をメモにとる侑妃さん

牛乳屋さんってどういうところ?先頭へ

浅間販売店の町田礼子さん(右)と廣岡さんご一家。取材班の廣岡さとみさんは、礼子さんの娘さんです。

取材に答える人 町田礼子さん(森永牛乳浅間販売店店主) 家族を中心に少数精鋭でやっているお店です。女性ならではのきめ細かいサービスを心がけています

いよいよ町の牛乳屋さんへ!私たちに届くまでもう少しだね
Q13 この仕事を始めてどれくらいになりますか?
A13 24〜25年くらい休まず営業しています。
Q14 衛生管理はどうしているのですか?
A14 冷蔵庫にある商品を目の前のトラックに載せて運ぶので、ホコリなどが付くおそれはほとんどありません。届いた商品は次の日には全部なくなるので、古い商品もないんですよ。「冷蔵庫には必要最小限の商品しか置かないんですよ」と店主の町田さん
Q15 商品は工場から毎日届くの?
A15 日曜以外の毎朝4時前後に届くんですよ。届いたものはすぐ冷蔵庫に入れて品質管理をしています。
Q16 どのくらい宅配のお客さまがいるのですか?
A16 400軒ほどです。「毎日届けてくれるから便利だね」
Q17 宅配中に気をつけていることは?
A17 早朝なので、近所にトラックを止めたりして音を立てて起こさないように気をつけています。「地域の安全・安心もお届けします!」
Q18 毎日配達しているんですか?
A18 私たちの配達は週4回で、お客さまによって月曜・金曜配達コースと火曜・土曜配達コースがあります。
Q19 宅配牛乳のメリットは?
A19 健康維持のために習慣的に飲めることです。ぜひ毎日欠かさずお飲みください。

今回ご紹介した牛乳屋さん 森永牛乳 浅間販売店(埼玉県飯能市) 写真は店主の町田礼子さん

「お、重いな」と侑也君 「牧場からすぐ届くから新鮮だね!」

取材を終えた廣岡さんご家族先頭へ おつかれさま!いかがでしたか?

  • 哲也さん 牛のえさから品質にこだわり、工場でいくつもの工程を重ねてわが家に到達することが実感できました。
  • さとみさん 何気なく飲んでいる牛乳ですが、何人もの人の手によって作られていることが分かりました。皆さん、朝早くからありがとうございます。
  • 侑也君 牛乳ができるまでの長い道のりを見て、普段飲んでいる牛乳が多くの人によって作られていることを知り、すごいと思いました。
  • 侑妃さん 初めて牛を見ました。大きいのにびっくりしました。牛乳を作るのはとても大変なことだと思いました。

撮影/熊野雅夫